夏の屋外イベントでは、イベントの最中に体調を崩したり、倒れたりする人が後を断たないほど、厳しい暑さになりがちです。
そこで、10年以上夏の音楽祭に参加している経験を生かして、実際に役立ったアイテムをいくつか紹介します。
体調を崩すと、楽しいはずの時間も台無しになるため、しっかりとした準備が重要です。
アパレル編
Tシャツや短パン、サンダルは暑さ対策として基本的ですが、少しの工夫でさらに快適さを追求できます。
特に、服の素材選びに注意を払うことで、より心地よい時間を過ごせます。
ユニクロのエアリズム(インナーウェア)
夏の音楽祭では、フェスTシャツが人気です。
これらは肌触りがよく汗を吸収しますが、速乾性や消臭性には欠けます。
そのため、長時間の屋外での活動には不向きです。
その解決策として、Tシャツの下に別のインナーを着ることを推奨します。
汗を効率的に吸収し、速乾性があり、さらに汗臭を抑えるインナーが理想的です。
おすすめは、ユニクロの「エアリズムデオドラントメッシュVネックT(半袖)」です。
このインナーは、速乾性、通気性、消臭効果を兼ね備え、縫い目が少なくて肌触りが良いのが特長です。
白、黒、肌色の3色がありますが、特に肌色がおすすめです。
白Tシャツの下に着ても透けにくく、自然に見えます。白や黒を選ぶと、Vネック部分が透けることがあります。
ビジネスシーンでのワイシャツの下にも、このインナーはおすすめです。
1枚990円と手頃な価格も魅力的です。ビジネス用に5枚持っているほどです。
フェスTシャツ以外を選ぶ場合は、アウトドアブランドの高機能シャツも快適です。
帽子(つばあり)
夏の音楽祭では、直射日光から身を守るために帽子が必需品です。
頭を守ることで、暑さの感じ方が大きく変わります。また、汗が顔に流れるのを防ぐ効果もあります。
キャップもいい選択肢ですが、首まで保護したい場合は、360度つばの付いたハットが適しています。首を守ることで、暑さの感じ方が軽減されます。
飲食に関するアドバイス
夏の暑さや対策には、適切な飲食物の選択が大切です。
特に、長時間冷えた飲み物を保つ方法や、汗をかいて不足しがちな塩分を補う方法が重要になります。
冷凍ペットボトルの活用
市販の凍らせた飲み物は、暑い日の大いなる救世主です。
でも、イベント会場の近くで買おうとするとすぐ売り切れてしまうことが多いですね。
そのため、あらかじめ購入してペットボトルカバーに入れて持って行くことをお勧めします。
意外と昼過ぎまで冷たさを保ってくれますよ。
粉末スポーツドリンク
熱中症対策としては、塩分やミネラルを豊富に含むスポーツドリンクが有効です。
私は、粉末のアクエリアスを水筒に持ち歩いています。
現地で水を買って、その中にアクエリアスの粉を入れて飲むことで、何度もペットボトルを買うよりも経済的に、いつでも冷たい飲み物を楽しむことができます。
塩分補給タブレット
屋外で長時間を過ごすと、汗と共に体内の塩分も失われます。
この塩分不足は熱中症のリスクを上げるため、飲み物だけではなく、食べる形での塩分補給が推奨されます。
中でも、塩分補給タブレットは手軽に摂れるので、特におすすめです。
防暑グッズの選び方
衣服や飲食だけでは暑さから身を守るのに十分ではありません。
最近では、さまざまな防暑グッズが市販されていて、手軽に手に入れることができます。
ポータブル扇風機
極端な暑さの中では、風が吹くだけで大きく感じられる違いがあります。
手で扇ぐうちわもいいですが、持続的な風を得るにはポータブル電動扇風機が最適です。
小型でも、1日中持ち続けられるバッテリーが付いているので、積極的に使いましょう。
クールタオル
夏の音楽フェスではタオルが必需品ですが、中でもクールタオルは大変役立ちます。
水に濡らすだけで冷感を提供し、首にかけるだけでずっと涼しく感じられます。
比較的安く手に入るので、ぜひ持っていくことをお勧めします。
冷却スプレー
瞬間的に冷たさを感じられる冷却スプレーは、持っておくべきアイテムです。
肌や衣類、頭部に使えるタイプがあり、直接肌に吹きかけるタイプは特に冷感が高いと言われています。
首、背中、足などに使うと、体温の上昇を効果的に抑えることができます。
日傘
移動時や休憩時に日陰を提供する日傘は、男女問わずお勧めです。イベント会場では使えないことが多いですが、その他の場所では大変便利です。
日傘を使うことで、体感温度を数度下げ、日焼けや熱中症から守ることができます。
暑さ対策の実践とその効果
実際に特別な商品を買ったり、特殊な道具を準備したりしなくても、暑さから守る方法はたくさんあります。
ただ知っているだけではなく、事前に調べて準備しておくことで、暑さ対策はさらに効果的になります。
全てのパフォーマンスを追いかけない
夏フェスのチケットはだいたい1万円程で、高価なため、たくさんのアーティストを見たいと思う気持ちは自然です。
多くのステージで同時にいろいろなアーティストが演奏するフェスでは、いろいろな演奏を見ようと忙しく動き回ることになります。
でも、夏フェスはライブ鑑賞だけではなく、友達や家族との会話や食事を楽しむことも大事な体験の一部です。
スケジュールを詰め込み過ぎず、適切な休憩時間を取ることが大切です。夏フェスではライブ以外にも楽しいイベントがあるため、休憩しながら楽しんだ方がいいでしょう。
日陰を上手に利用する
屋外フェスでは、日陰が少ないことがあります。
日陰でちょっと休むだけで、暑さを軽減できます。日傘を使って自分で日陰を作ることも可能です。
体調を崩したときは、日陰で適切に水分を取ることで回復することもあります。日陰で効果的に休憩をとりましょう。
喉が渇いていなくても水分を摂る
喉が渇いてから水を飲むのは遅すぎます。また、喉が渇いていないからといって水分補給を怠るのは危険です。
「15分ごとに少なくとも一口飲む」というルールを設け、喉が渇いていなくても定期的に水分を摂取しましょう。
夏フェスでは常に汗をかいており、気付かないうちに脱水状態になりやすいです。
水だけでなく、スポーツドリンクで塩分補給をすることも忘れずに。
まとめ
コロナウイルスの規制解除に伴い、夏フェスが従来の形で開催されるようになりました。今年が初めての夏フェス参加の人も多いかもしれません。
真夏の屋外での長時間滞在は思った以上に体力を消耗します。
暑さから守るためには、一つの対策に頼るのではなく、様々な方法を組み合わせることが効果的です。
夏フェスを元気に楽しむためには、これらの対策をしっかり行いましょう!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。