おにぎらずは、選び方次第でお弁当に最適な食品になります。
長持ちしやすい具材を使えば、美しいお弁当が手軽に作れます。
手間いらずで時間節約にもつながるこの料理は、忙しい朝にもぴったりです。
持ち運びが楽で、ピクニックにも適しており、アレンジ次第で様々な味わいが楽しめます。
適切な作り方と具材の選び方をすることで、美味しく長持ちするおにぎらずを作ることができますよ。
ここでは、おにぎらずに適した具材選びとその作り方を紹介します。是非お試しください。
「おにぎらず」とは
「おにぎらず」とは、ご飯を握らないおにぎりのこと。
マンガ『クッキングパパ』で紹介された「超簡単おにぎり」レシピです。
海苔の上に平たくご飯を広げ、具材をのせて海苔で包むことで四角い形状にします。
この方法はご飯を握る必要がなく、食べやすく、人気を博しています。
そして、その名前は「握らない」という特徴から来ています。
おにぎらずに適した具材の選び方とおすすめ具材9つ
おにぎらずは、様々なアレンジが可能で、断面の美しさで人気を集めています
また、おにぎらずはメインのおかずも挟め、手軽で満足感のあるお弁当になります。
ただし、前日に作ったり、ピクニックなどのお弁当として持っていく場合、具材選びには少し注意が必要です。
以下のポイントを参考に具材を選んでください。
【長持ちする具材のポイント】
●完全に加熱した食材
●揚げ物
●濃い味付けの食材(例:スパム、ベーコン)
●梅干し
【避けるべき具材のポイント】
●水分の多い生野菜や食材
●半熟卵
●マヨネーズで和えた油っぽい具材
①おすすめの組み合わせ「スパムと卵」
スパムと卵は非常に相性が良く、スパムをフライパンで焼くと殺菌効果も期待できます(ベーコンやハムも同様です)
卵は、厚焼き卵か、ゆで卵を黄身までしっかりと火を通すことで、長持ちさせることができます。
②韓国風キンパ風おにぎらず
軽く炒めた甘辛い焼肉ソースの牛肉、ゆでたにんじんとほうれん草のナムル、薄焼き卵、たくあんを海苔で挟むと、色鮮やかで子供から大人まで喜ばれるおにぎらずになります。
海苔にごま油を塗ると一層美味しくなります。
特に韓国産のごま油の濃厚な香りと風味はおすすめです。
③人気のてりたまチキンおにぎらず
照り焼きチキンと目玉焼きを使ったおにぎらずは、多くの人に好まれています。
忙しい朝でも、照り焼き風のチキンの缶詰を使えば簡単に作れます。
缶詰は衛生的で安心です。お弁当にするなら、目玉焼きはしっかりと両面焼いた方が良いでしょう。
スライスされた照り焼きチキンはおにぎらずに最適です。
④きんぴらごぼうで作る美味しいおにぎらず
きんぴらごぼうはご飯と非常によく合い、おにぎらずに加えるとさらに美味しくなります。加熱した野菜を使うのがおすすめです。
冷めると風味が落ちるので、通常より少し味を濃くすると良いでしょう。
にんじんとごぼうのきんぴらは、フライパンで水分をしっかり飛ばして使うと、おにぎらずの食感を損ねずに美味しく楽しめます。
⑤チキンカツで作るボリューム満点のおにぎらず
冷凍のチキンカツを使ったおにぎらずもおすすめです。
(ひと口サイズのトンカツでもOK)
チキンカツに大葉と梅肉を加えると、夏でも爽やかな味わいを楽しめます。
⑥多彩なそぼろのバリエーション
甘辛く炒めた鶏ひき肉のそぼろや、ロコモコ風やタコス風にアレンジした合いびき肉がおすすめです。
豚ひき肉を焼肉のタレとコチュジャンで炒めると、ビビンバ風のおにぎらずが楽しめます。
⑦シンプルな鮭と目玉焼き
塩分が高い塩鮭は、ご飯によく合います。
塩昆布やふりかけを混ぜたご飯で作ると、色鮮やかで美味しいおにぎらずになります。
⑧カラフルなオムライス風
ケチャップライスに厚焼き卵、ソーセージやベーコンを挟んだオムライス風のおにぎらずは、赤と黄色の断面が魅力的で、簡単にオムライスを楽しむことができます。
⑨定番のおかず、唐揚げ
唐揚げを使ったおにぎらずはボリュームがあり、冷凍食品を上手く活用できます。
少量のからしマヨネーズを加えると風味が増し、からしには抗菌効果もあります。
おにぎらずの長持ちする作り方と、折り方のコツ
おにぎらずを長持ちさせるための作り方と折り方のコツについて詳しく解説します。
長持ちする作り方のポイントとは…
- 手で直接触らないようにする
- ご飯に少し酢を加える
- ご飯や具材は冷まして使用
といったことです。
お弁当に持参する際、これらのポイントを守ることで、長持ちするおにぎらずを作れます。
1つずつ説明します。
手で直接触らないようにする
ご飯や海苔、具材は直接手で触らないようにしましょう。
手に残る細菌の繁殖を防ぐため、海苔で包む際にラップを使用すると良いです。
ご飯に酢を加える
湿度が高いご飯は細菌の繁殖しやすい環境です。
酢には殺菌作用があり、保存性を高める効果もあるので、特に暑い日のお弁当には酢を混ぜたご飯が推奨されます。
ご飯を炊く際に酢を加えると、少量でも効果が持続し、香りも残りません。
ご飯と具材は冷ましてから
熱い状態で包むと、蒸れて長持ちしません。
お弁当を美味しく長持ちさせるため、作り始める前に必ず冷ましておきましょう。
おにぎらずの折り方のコツ
おにぎらずは、コツをつかめば握る手間を省き、簡単に時短で作れます。
包んだ後、海苔とご飯がしっかり密着するようにすることが大切です。
ご飯を海苔にのせる方法と包むコツ
ご飯を海苔にのせる際は、海苔とご飯の角を少しズラして、大きな海苔の上にご飯を菱形に配置すると良いです。
これにより海苔で包む作業が容易になります。
ご飯は控えめにし、箱を包むような感覚で海苔で包むと、失敗が少なくなります。
100円ショップで販売されているおにぎらず専用の便利グッズを使うと、さらに楽になります。
例えば、ダイソーの「おにぎらずランチボックス」は、ご飯の型取りとしても、お弁当箱としても使用できます。
さらに簡単な方法はこちら。
断面がきれいに見える折り方
美しい断面を作るためには、海苔に切り込みを入れて折る方法があります。
海苔を四等分し、ご飯や具材を配置したら、左下から時計回りに折り込むだけで、綺麗な層ができます。
具材を海苔に置く際は、間隔を少し空けると折りやすくなります。
「おにぎらパ」とは
「おにぎらパ」は、ラップ不要で「おにぎらず」が作れて、そのまま持ち運べる、おにぎらずケースのことです。
この便利なソフトケースは、おにぎらずをしっかり固めるための圧力を加え、形崩れを防ぐ機能を持っています。再利用が可能で洗えるため、経済的かつ便利なキッチンツールとしてお勧めします。
【PR】
おにぎらずの持ち運び方と弁当箱の選び方
おにぎらずをお弁当として持ち運ぶ際は、具材の選び方が重要です。
お弁当は作ってから食べるまでの時間があるため、衛生面に注意する必要があります。
特に気温が25℃以上の暑い環境下では、どんな食材でも傷みやすくなります。
おにぎらずを含むすべてのお弁当の持ち運びには、保冷バッグや保冷剤の使用をおすすめします。
また、食品用アルコールスプレーを使用することで、細菌の繁殖を抑え、食材の鮮度を保つことができます。
特に大量購入した食材や消費期限が近いものには特に有効です。
まとめ
おにぎらずを作る際は
- 水分の多い生野菜を避ける
- 加熱処理した具材を使用する
といったことがポイントです。
また、長持ちさせるには
- 全ての食材を冷ますこと
- ご飯に少量の酢を混ぜること
で長く美味しくいただけます。
ご飯の量を少なめにすると、作成が簡単になりますし、100円ショップのおにぎらず専用グッズも便利です。ご飯を海苔で包む方法や、海苔を折りたたむ方法があります。
おにぎらずの具材には様々なバリエーションがあるので、好きな具材を選んで楽しんでみて下さい。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。